エンジニアだからこそメンタルやられたとか言っている場合ではない

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こんにちは。フリーランスエンジニアのさとるです。

エンジニアはメンタルをやられやすい職種です。
度重なる残業、限りなく短い納期、
社内・社外からのプレッシャー、いろいろ追い込まれる要素があります。

まず、私自身の経験からお話しします。
私自身も過去、社員だったころ、
メンタルをやられた時期がありました。
原因は2つありました。
残業過多と上司からのパワハラでした。

残業につきましては月に120時間を超えた時期が数か月続きました。
長期のプロジェクトではありましたが、
方針が迷走しており、残業しなければならない状況に追い込まれていました。
それに加え、上司からの度重なるプレッシャーと暴言が続き、
結果的に精神を病み、その会社を辞めざるを得ませんでした。

自身のこの経験から、エンジニアとメンタルについて考えるところがあり、
記事を書くことにしました。

目次

そもそもメンタルは鍛えられるのか?

勘違いしがちなんですけど、
メンタルが強くなければならないことはないんですよ。
よく精神論で「メンタルを鍛えればストレス耐性が強くなる」
といいますが、
ストレス耐性が強い人は逆に危ういと感じます。

理由としては、
ストレス耐性が強いということは周りはそれ以上にプレッシャーをかけます。
プレッシャーをかけ続けた結果、
精神より先に身体に異変が起こる場合があるからです。

朝起きようと思っても、起き上がれなくなった、
とか、会社に行く足取りが重くなったということが挙げられます。

聞き流すことも必要

私自身の経験から思ったことですが、
プレッシャーの大きい環境にいると、聞き流すことがより必要です。

受け止めすぎてしまうと、その分だけストレスは確実にたまっていきます。
ストレス耐性を強くするというよりも、
ストレスがあることを自覚して受け流すことです。
昔、「右から左に受け流す」というギャグがありましたが、
まさにその通りだと思います。

結果、嫌われてもいいのです。
私の場合は嫌われることが怖かったということもありました。

では私の場合どうしたか?

2つの要因を改めて書きます。
1)残業過多
2)上司からのパワハラ

1),2)の要因を両方取り除くには転職しかないと最終的に判断しました。
転職してからも色々な経緯を経て、
フリーランスに転身して今に至ります。

少なくとも残業過多の状態はなくなり、
程よい稼働時間で正社員時代より見合った報酬をいただいており、
ストレス自体も軽減しましたし、
直接の上司がいるわけではないので、
負担も軽くなりました。

おわりに:メンタルを強くすることよりも大事なこと

もともとメンタルが強い方もいますが、
「メンタルを鍛える」ことは容易ではありません。
「メンタルが鍛えられた」と言っているかたはおそらく、
耐性がついただけで、一度折れてしまうと逆にその反動は大きいものとなります。

ストレスがあるという事実は事実として受け止めて、
嫌われてもいいんだくらいに考えて、
あまりにもひどいことは受け流していく考え方がよいですね。

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