もしもフリーランスエンジニアが裁判員候補者になったら

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体験記

こんにちは。フリーランスエンジニアのさとるです。

突然ですが、
裁判員裁判って知ってますか?
なんとなく、という方が多いのではないでしょうか。
僕もそうでした。

しかし、知らせは突然来るものです。
昨年(2016年)11月に僕のもとにも裁判員の候補者名簿に名前が載ったとの連絡が、
最高裁判所から届きました。

そして、裁判の1か月前頃に裁判員の最終候補者に残ったため、
裁判所に来てくださいという連絡が地方裁判所から届きました。

届いたことに対して驚きはしました。というのも、
裁判員になる確率自体は全有権者(20歳以上今後は18歳以上)のうち8,700人に1人(2014年時点法務省情報)
と低い確率です。

候補者名簿に載るのは相当に多いのだなと実感しました。
ですから、皆さんも裁判員候補者名簿に載る通知が届く可能性は少なからずある事を知っておいてください。
そして、これを読めば何をしておいたらいいかがわかるようになります。

結論から言いますと自分自身は後述する最後の抽選に漏れ、裁判員にはなりませんでした。
裁判員を経験するのも一生に一度ですから経験してみたかった思いもあります。

目次

裁判員って結局何をするのか?

ポイントは以下の3点になります。

1)裁判員は6人、補充裁判員(何かあったときの補欠)が2~3人選ばれる
2)審議期間は3~5日がほとんど
3)裁判員は主に裁判の判決の審議に裁判官とともにかかわる

この3点を抑えておけばまずは大丈夫です。
裁判に関する知識や法律に関する知識は必要ありません。
そのあたりについては裁判官の方が説明してくださいます。
本人の常識の範囲で判断するということが趣旨のようですから。

2)の審議期間中はまる一日(9時~5時など)裁判にかかわることになるため、
仕事などは休まなければいけません。

3)の審議にかかわる部分ですが、
具体的な事件の内容や論点は裁判官の方が話してくれます。

裁判員候補者になったときの手順

まずはエージェント・現場に相談

フリーランスの方の場合、上司などはいませんから、
まずは速やかにエージェントの方や現場のリーダーに相談しましょう。
僕もまず裁判員になる通知が届いた時点で、相談しました。

裁判員になりますと3~5日裁判所に行くことになります。
そのため、最低稼働時間を下回る可能性があるためです。
自分だけ損するからそれでいいかとも思われますが、
届いた報告を行い相談をすることで、
スムーズに話も進みますし、
僕の場合も快く休みをいただく可能性があることを承知いただきました。

企業側は特殊な事情がない限り断れない

「じゃあ、辞退はできないのか。」ということは気になりますよね。
辞退するには相当の理由+理由を裏付ける書類が必要になるため、
事実上できません。

例えば辞退できる例として挙がっていてエンジニアの場合に相当しそうな例が、
リリースと重なりその内容がたくさんの方に影響がある内容で、ほかに担当者を変われない場合
となるため、
インフラ系の方なら可能性はあるかもしれませんが、
書類や証拠を出すのがハードルが高いです。

また、証拠を出す労力を考えると、
1日でも裁判所に行き、絞り込みで外れれば影響は1日だけですので、
そのほうがいいでしょう。

辞退が仮に通ったとしてもまた選ばれる可能性があるのに対して、
1日でも裁判所に行けば、義務を果たしたとして名簿に選ばれた1年間のうちに選ばれることはありません。
そのメリットのほうが大きいのです。

裁判所へ行ってさらに絞り込み裁判員が決まる

そして辞退をしなかった人は地方裁判所に行きます。
僕の場合には30人ほどが来ており、その中から裁判員6人、補充裁判員2人を選ぶことになりました。
ここでは被告に関係ある方や検察側と弁護側から除外する対象となる人を除外して
抽選で選ぶことにあります。

抽選といいましても自分でくじを引くわけではなく、
裁判長の方が、コンピュータで無作為に選選択権はありません。

ちなみに裁判の内容は裁判所に行って初めて知らされます。
概要と被告の氏名、裁判長や裁判官の紹介、検察側と弁護側の方の紹介がされます。

緊張はしていましたが、
なりたくないけど仕方なく来ていたような方が多かったように思います。
そのことを質問されている方もいました。

僕の場合はどうだったかというと

結果的には抽選に外れたため、
その日で任務が終わりました。
その日のうちに
出頭証明書が発行されます。
そして後日日当(5,000円程度)が事前に指定した口座から振り込まれます。

外れた方には、裁判所の中を案内してくれるということをしてくれ、
僕も中を見学しました。
法廷は初めて行きましたが、思った以上に距離が近いと感じました。

終わりに~貴重な人生経験だからやっといたほうがいい

裁判員になるというとかなり不安を感じるとは思います。
対象となる事件が刑事事件ですの、
もしかしたら殺人事件とかもありえます。

しかしながら、
自分とは違う人生について向き合う機会になりますし、
またほかの人の意見を聞き、判決という重い結論を出すプロセスは人生の中でそう多くありません。
ですから、もし皆さんが裁判員名簿に載り、裁判員になることがありましたら是非やってみることをお勧めします。

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