「伴走者」書評(冬・スキー編)~誰のために競技するのかを考え直す

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体験記

こんにちは。さとるです。

 

気づけばオリンピック・パラリンピックまであと2年を切り、
国立競技場もこのような状況になっています。

 

以前、「伴走者」書評として、
下記の記事を上げました。

夏・マラソン編についてと、作者の浅生鴨さんについてはこちらの記事を確認してください。

「伴走者」書評(夏・マラソン編)~伴走者はレースだけではなく誰でも伴走者になれる
こんにちは。エンジニアランナーのさとるです。オリンピック・パラリンピックまであと2年という時期になり、ニュースでも、料金の話や日程の話が出てきています。オリンピックも注目ですが、それ以上に注目していただきたいのが、パ...

今回は、「冬・スキー編」を取り上げます。

読む前はスキー自体をしたことがなく、
ましてや伴走は想像がつかなかったのですが、
読んで、景色が見えてくるような描写で、
読み応えのある内容
でした。

こちらから購入が可能です。
是非読んでみてください。

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内容と所感

簡単なあらすじ

あらすじはこんな感じです。
 

優秀な営業マンの涼介は、もともと優秀な選手だったが、
競技からは退いていた。
 
しかし、会社の方針で全盲の天才スキーヤーの女子高生・晴の伴走者を
命じられる。
 
あまりの才能に大会に出るという話も上がるのだが…。
 

その後淡い恋愛みたいな要素があったり、
実は涼介がこんな人だったりと色々あったのですが、
あまりに書きすぎるとネタバレになってしまうので、
この程度で。
 

あらすじとしてというより、
このスキー編のテーマだと感じたことが一つありまして、
それは、
「誰のために競技をするのか」

 

ということです。
 

そのテーマについて本編の内容と照らし合わせながら考えてみます。

伴走はチーム競技なのか?個人競技なのか?

本編でも主人公の一人である、
涼介が思い悩むことが、
「伴走は誰のためにやっているのか」
ということです。

 

伴走者のため、
といいつつ、自分のエゴなのではないか、
というところのジレンマに悩んでいるのです。

 

これは、伴走に限らず、
仕事やいろんな場面で考えることじゃないでしょうか。

 

「誰のためにこの仕事をやっているのか」

に置き換えて考えてみると。
 

自分自身、ランニングの練習会などでペースメーカーを務めることもありますが、
自己満足に終わってないかどうか、
改めて考えるきっかけをもらいました。

 
エンジニアの仕事もそうですね。
誰かのためにシステムがあるのであって、
自分の満足だけでは決して良くないということです。

走るスポーツとしての伴走と駅伝の違い

別の視点から見てみましょう。
 

団体スポーツとして近しいものとしては、
「駅伝」があります。
 

見た目上の違いは、
駅伝は個人がつないでいくもの、
伴走はともに走るものというところです。
 
でも実は似ているところもあるのではないかと思いました。
それは意思をつなげるという点です。
 
駅伝は走るのは一人なのですが、
タスキにかかる思いは、一人のものではありません。
 
選手として走れなかった人たち、
前の区間の選手のがんばったことに対する思い、
きつくなった時には見た目には一人で走っていても、
後ろからいろんな人が押してくれているような感覚に襲われることがあります。
 
伴走の場合には、
横に相手がいる状態ですが、
視覚障がい者の方を引っ張ると同時に、
逆に引っ張られる感覚も味わったことがあります。
 

スキー編の最後のほうではそういった描写もありました。
かなり理解できることだったと思いますし、再認識しました。

終わりに

伴走と一口に言っても、
人と人とがぶつかり合うから、
2人分以上の力が出ることもあれば逆もありうるのが伴走なんだなということを考えさせられる1冊でした。
 

そして、それは伴走にかかわらず、
今やっているエンジニアの仕事、
ほかの副業などにもつながっている話だなと思い、
勉強になりました。
 

スキー編はまた違った見方ができたので本当に読んでよかったなと思います。
是非読んでみてください。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
さとるでした。

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